VOICE

2020年掲載

イベントディレクター

イベントプロデュース

2015年入社

ヒトが喜ぶ空間を創り出したい

学生時代にNHKの地域放送局と一緒に活動をしたことがきっかけで、NHKをより見るようになりました。
そのときに夢中になってみたのが朝の連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年放送)です。
『あまちゃん』に出てくる模型がストーリーにも絡んでいて、とてもすばらしかったです。そういったモノづくりの力が番組のすてきな演出の一部になることを知り、その美術を作っているNHKアートに興味を持ちました。
小さいころから、「ヒトが喜ぶ空間を作る仕事に就きたい」という漠然とした夢を持っていました。そして『あまちゃん』を見て、NHKのあらゆるコンテンツと連動したイベントという「ヒトが喜ぶ空間」を創り出すNHKアートの仕事って楽しそうだなと思い、NHKアートに入社しました。

4K・8Kイベントの会場をより良く創り出すために 映像や音響も勉強することは苦ではない

私たちは、NHKや自治体、公共団体などが主催する多種多様なイベントの、企画から設計・施工、運営まで携わり、「ヒトがあつまる空間」を作っています。
私は2016年から、パブリックビューイングや展示会のような4K・8Kイベントの会場設計・施工を担当しています。これらのイベントは、8Kスーパーハイビジョンの超高精細映像と22.2マルチチャンネル音響をより多くの方に実感してもらうことができるように行われているものです。

8Kのパブリックビューイングは、現地で見る良さと、テレビで見る良さの良いとこどりで、新しいエンタテインメントの可能性を感じることができるメディアだと思います。
会場設計・施工を担当した「日比谷 de 8K×花火」(2019年8月開催)は、東京・日比谷という都心の屋外空間で長岡大花火大会が8Kの超高精細映像で生中継上映され、あたかもその場にいるような臨場感で花火大会を楽しむことができるイベントでした。

映像・音響の最新技術を学んで 美術をより良くする

主催者やクライアントの希望を形にするにはどうすれば良いか。どうすれば最適な会場環境を作ることができるのか。それを理解しなければチームに共有も指示もできません。そのためにも、会場施工の担当として、映像や音響のことも勉強して、良い会場づくりができるように心がけています。
2016年に初めて担当したリオオリンピックのパブリックビューイングイベントは、自分ではまだできないだろうなと感じていましたが、先輩たちのサポートを受けながら、必死に頑張りました。
それから私もどんどん経験を積み、全国各地で施工できるようになり、さらには海外まで業務が広がっていきました。
私にとって、このように8Kの仕事を「まだできないかも」というレベルの仕事を乗り越えることが、自分の成長につながりました。
映像・音響の最新技術を学び、美術をより良くする。
これからもそのことを忘れずに皆さんが喜ぶ空間を作っていきたいと思います。

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