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2023年3月掲載
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管理部門で会社・現場を支える

~経理部と総務部の仕事とは

NHKアートの業務は、番組セットやグラフィックといった番組美術制作の部門と、イベントやホール運営等を担う事業部門に分かれますが、今回はそれらの現場を支える業務を担当している、経理部、総務部の先輩と後輩のふたりに話を聞きました。

  • N(経営企画室 経理部所属/2017年入社)(左)
    O(経営企画室 総務部所属/2020年入社)(右)

Q. この仕事を選んだきっかけは?

N:大学時代にメディア社会学科でジャーナリズムを勉強していたことと、もともとテレビやエンタテインメントが好きで、この業界に興味を持ちました。自分はNHKアートでいうと表の分野であるデザインや美術制作といった立場ではなく、マネジメントという裏方で美術会社を支えたいと思い、管理部門を目指しました。

O:大学でメディアを専攻しており、会社広報のような仕事をしたいと考えていました。もともとNHKの番組が好きだったことと、学生時代にアルバイトとして、NHKの番組制作に携わる経験があったことから、番組づくりを裏方で支えたいという思いがあり、応募しました。Nさんの3年後に入社しました。

Q. 経理部、総務部はどんな部署ですか? それぞれの仕事について教えてください。

N:経理部は、お金の流れを管理することによって、会社全体の動きが分かる部署です。毎月、月半ばに月次に向けて処理を進め、月末に向けて支払いの準備を行うなど、決まったスケジュールや決まりごとに沿って行う業務が多く、忙しいタイミングと少し落ち着くタイミングを1か月のルーティンワークの中で繰り返しています。

入社以来5年間総務部に在籍し、昨夏から経理部に異動したばかり。今までの総務部の業務とはまったく内容が異なり、今は覚えることがいっぱいで、先輩、上司に教えてもらいながら業務にあたっています。

経理部と総務部、どちらの仕事も、ひとことでいうと「従業員ファースト」。現場や会社全体の土台となり、従業員の業務上の負担を減らし、働き方を支える仕事です。

O:総務部は、会社のトピックスや、おもしろい部分を一番に知ることができる部署だと思っています。会社全体の動きが分かり、自分の部署だけでなく、番組美術や事業など他部署の業務内容やひとを知ることができます。

総務部の業務は多岐にわたりますが、自分は「総務」「採用」「広報」の3本柱を担当しています。4月は新入社員の対応、6、7月は株主総会やNHKアートの創立記念日があり、11月は年末調整、次年度の採用がある場合はその調整も夏~秋頃から始まり、12月から年度末に向かって忙しくなります。

現場のために何ができるかということを常に考えながら、従業員一人ひとりの働き方に合わせて対応することが求められます。やりがいがある仕事です。

Q. ふたりが担当した、特に印象に残っている仕事はなんですか?

N:2022年3月に開催した会社説明会は特に印象に残っています。当時は総務部に所属して、採用イベントの実施からエントリーのとりまとめ、採用試験の計画など採用に関する全般的な業務を担当していました。

例年リアル開催していた会社説明会を、コロナ禍ということで初めてオンライン開催しました。部署の垣根を超えた社員対談など、これまでとは異なる新しい取り組みを取り入れながら、Oくんたちと「自分たちが楽しくないと!」を合言葉にがんばりました。本当に「やりきった」と思える仕事でした。

オンライン開催された2022年の会社説明会

オンライン開催された2022年の会社説明会

O:コロナ禍で在宅勤務が定着した頃に、会社で使用しているオンラインツールの利用方法やサービス内容について、動画やクリップで説明し、社内向けに配信する企画を行いました。どうしたらわかりやすい内容になるのか、どこまで噛み砕いて伝えるべきかなど、システム部門の担当者と協力しながら自分たちで考え、動画の編集も自分たちで行いました。大変でしたがとても楽しかったです。

Q. 入社してみて、NHKアートはどんな会社でしたか? 入社同期の方々との交流はありますか?

N:何事にもパワフル。新しいことをやろう!というエネルギーを常に感じます。一人ひとりがエネルギッシュで個性的で、おもしろい会社です。

経理部の業務のほかに、社内の若手同士で部署を超えた横のつながりを作ることを目的とする「新時代プロジェクト」などの複数の社内プロジェクトに事務局として参加しています。その活動を通じても、同期をはじめ社内のいろいろなひととの交流を持つことができています。

同期の人数が多いのですが、それぞれ別々の部署に所属しているので、各部の情報を聞くことができたり、知りたいことや頼みたいことも相談しやすかったりするのが良いところです。同期全員で定期的に集まることも多く、常に何かと連絡を取り合っています。同期旅行にも行きました。

O:NHKアートの仕事は本当に幅広く、同じ会社なのかというほど、部署によって業務の内容も部員の雰囲気もまったく異なります。職人気質の番組美術の制作部門や大道具美術系、クリエイティブなデザイン関係のセクション、外部営業を行うイベント部門など、いろいろなひとと仕事をできることが、この会社のおもしろいところだと思います。

コロナ禍での入社だったこともあり、同期全員で集まる機会はあまり多くありませんが、最近は同期同士が同じドラマ番組のデザイナーと美術進行を務めるなど、業務上で互いに関わることも多くなってきました。

Q. 総務部、経理部でそれぞれ活躍されるふたりですが、今後の目標やお互いに期待することを教えてください。

N:経理部は細かいことまで覚えることが本当にたくさんあり、先輩方の知識量に早く追いつきたいです。総務部と経理部はお互いにやり取りも多いので、Oくんともこれからもっと協力していきたいと思っています。

O:総務部に配属されてから2年半。まもなく自分が配属されたときのNさんの年次を迎えますが、「自分はあの頃のNさんのようになれているか?」と常に自問しています。今後の目標は、「総務のことは自分に聞いてください!」と全社にアピールすること。あらゆる疑問の窓口になることで、自分自身の知識を増やして、「このひとに聞いたらわかる」と思ってもらえるようにがんばります。

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Q. 採用に関する全般的な業務に携わってきたふたりから、NHKアートの仕事に興味をもってくださった皆さんにひとことメッセージをお願いします!

O:NHKアートの一番大きな財産は、“ひと”だと思っています。魅力的な仕事があるのはもちろんですが、その仕事を支えている個性豊かな従業員こそ「NHKアート」なのだと思います。

私たちも採用イベントや特設ページ「もっと知りたいNHKアート」を通して、仕事の魅力も社員の魅力も発信していきたいと思っていますので、今後も興味をもって見ていただけると嬉しいです!

N:これまで数年間採用関連の業務を担ってきた中で思うことは、「千差万別」ということです。自分が入社して関わってきたNHKアートの従業員はもちろん、採用を通じてお会いしたNHKアートに興味を持ってくれた皆さんも「千差万別」な方々でした。

NHKアートの「千差万別」な従業員が作るテレビ美術やイベント、デザインには、それぞれさまざまな色があります。そこにこれから一緒に仕事をしていく皆さんの色がどんなふうに混ざっていくのか、たのしみです。

今後もぜひ興味を持っていただき、注目していただけると嬉しいです。