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連続テレビ小説「まれ」 美術制作・美術進行



フランス菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」のセット内観

第92作目の連続テレビ小説として、2015年3月から放送された連続テレビ小説「まれ」。
〝夢”を追う主人公を描いたこのドラマでは、舞台となった能登半島の美しい景色や伝統工芸、素晴らしいケーキが生まれるキッチンなど、印象深いシーンが数多くありました。
弊社は、NHKのデザイナーの方々が描くセット図面やイメージ画を元に、「まれ」の世界観を創り出す美術の制作・進行を担当しました。

■番組公式サイト:http://www.nhk.or.jp/mare/index.html


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間垣の前に設置されたバス停も美術セット

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「外浦村役場」のセットは元商店に手を加えたもの

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外浦村のシンボル・やぐらのセットが立つ「子ども広場」

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「かつては民宿を営んでいた」という設定の桶作家広間のセット


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本物の道具が使われた塗師工房のセット

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昭和レトロ風に細かく飾られた「サロン・はる」のセット

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「豪華で派手な店」という設定で造られた中国料理店「天中殺」のセット

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フランス菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」のセット外観


<担当者コメント>

「まれ」の美術プロデューサーを担当することになり、まず最初にしたのは舞台となる能登半島の空気を実際に感じるために輪島市を訪れることでした。輪島は日本海側の表玄関としていろいろな人の交流により織り成された文化が大変興味深く、人と人とのつながりが温かい町です。この「まれ」によって多くの視聴者の方々に輪島に興味を持ってもらえたことを大変うれしく思っています。

ドラマの小道具ではレプリカを使うことが多くありますが、このドラマではレプリカでは表現できない「輪島塗」や色鮮やかで美味しそうなケーキなど本物を扱うことも多くありました。監修やご協力の皆さまに制作工程を教えていただき、輪島塗やお菓子を作るシーンに出てくる設備や道具の調達まで細かく気を配りました。小道具といえば、「まれ」の大事な出演者であった「魔女姫」はいろいろな時代、様々な場所で登場しています。登場するシーンにしっくりと溶け込めるように美術担当としても魔法をかけました。
このドラマでは夢を追う主人公の成長とともに美術セットも成長していきました。希が夢を実現したケーキ屋「プティ・ソルシエール」 は「朝市食堂まいもん」が生まれ変わって登場したセットです。担当した私たちも「今後、このセットがどうなっていくのか」とワクワクしながら進めました。

ドラマの美術制作・進行を担う私たちの仕事は、出演される方々が役になりきれる空気感をつくる手助けをすることです。
これからも、デザイナーの皆さんがいろいろな世界の空気感をつくり出す手助けをできるように、勉強し成長していきたいと思います。

担当:番組美術部 ドラマ番組 佐藤綾子