TOP > 業務案内 > design事例一覧 > 事例


design事例

一覧へ戻る

映像美術小道具「飛び出す動画絵本・3Dポップアップムービーブック」



演者は役者の田島冴香さん(ロックスター/コンドルズ所属)

弊社のデザインR&D(研究・開発)チーム、電子映像開発プロジェクトは、3Dプロジェクションマッピング技術を使った新たな映像美術小道具「飛び出す動画絵本・3Dポップアップムービーブック(3Dムービーブック)」を開発しました。
同プロジェクトは大河ドラマやNHKスペシャル等で培ったCG・VFX制作ノウハウと最新テクノロジーを融合させ、斬新な映像表現やシステムを開発。これまで渋谷や上野等の地域イベントの参加者が楽しめるライブ空間におけるコンテンツサービスにより地域の街づくりに貢献する開発を行ってまいりました。
今回開発した「3Dポップアップムービーブック」を用いて、昨秋開催された「NHK文化祭2014 たいけん広場」(11/1~3日、会場:NHK放送センター)においてプログラムの一つとして行われた「体感型読み聞かせシアター」で公開いたしました。
この「体感型読み聞かせシアター」では、紙の仕掛け絵本やスタジオ壁面に映し出された高精細3DCGアニメーションとサラウンド音響効果だけでなく、役者による読み聞かせや特殊効果を生かした扮装の早着替えなど、「うらしま太郎」という伝統的な童話の世界を、デジタルとアナログのアートが融合した空間に演出しました。

<開催概要>
■名称:NHK文化祭2014たいけん広場「体感型読み聞かせシアター」
■開催日時:2014年11月3日(月・祝)
■会場:NHK放送センター スタジオ501(NHK文化祭会場内)
■主催:日本放送協会


写真

写真

写真


<担当者コメント>

これまで大型の歴史的建造物などを舞台に3Dプロジェクションマッピングを実施してきましたが、今回は「飛び出す絵本」を対象物として作り上げた「飛び出す動画絵本」です。
1ページ1ページごとに全く違う立体形状に変化する「飛び出す絵本」の特性を引き出す映像演出を心がけ、飛び出す絵本作家の方のご協力のもと、絵本の設計から携わりました。

映像では3DCGを多く使用していますが、キャラクターデザイン・背景デザインともに、本来の絵本が持つ質感や平面構成的な手法も取り入れ、立体感を持たせつつも手書きタッチの質感をあしらい、あえて平面的な動きをつけたりと、「絵本の中の世界」を描写するよう心がけました。
また海が舞台のお話ですので、映像全体的に水彩ムラのような「汚し」を加え、みずみずしい雰囲気を作り上げました。

演出面では、センシング技術を駆使し、絵本から飛び出したお魚達が読み聞かせを行う役者さんのリアルタイムの動きに追従するといった演出や、玉手箱から実物の煙が吹き出す、早着替え、といった様々な美術手法が結集され、そこに照明、サラウンド音響、衣装、演技が加わって、まさに「総合美術会社」ならではのオリジナルコンテンツに仕上がったと思います。

担当:電子映像開発プロジェクト 吉田孝侑