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国立科学博物館上野 常設展示 シアター36○(まる)
「ホモ・サピエンス(新人)の拡散と創造の歩み」



国立科学博物館のシアター36○(さんろくまる)は、360度全方位に映像が映し出され、独特の浮遊感が味わえる世界初のシアターです。弊社は、2013年4月から本シアターで常設展示映像として上映されている本映像を制作しました。本業務には、NHKスペシャル「ヒューマン」など多くのサイエンス番組のCG制作で培った実績を活かして企画の段階から参加し、NHKアートが持つデザイン力および3次元CG制作力とともに、全天周型シアターに適応するためのワークフローを確立し7K(8Kに及ぶデータ量のCGコンテンツ)・フルCG・360度という困難な映像を完成させました。


<担当者コメント>

7K(8Kに及ぶデータ量のCGコンテンツ)、そして6分のフルCG制作となった本業務の制作過程は、難航を極めました。この映像は、球状のドームの中に入り鑑賞するものです。そのため、CGの制作現場では映像を確認することができず、月1回行うシアターでの試写を目に焼き付けては修正作業に入る・・・という繰り返しとなりました。膨大なデータ量は、ハイビジョンに置き換えると「94分のフルHDCGコンテンツの計算量」という膨大な計算量になり、レンダリングサーバーを使っても計算するのに1シーン10日間といったものもあり、わずかなミスが大きく響くという緊張感の連続でした。普段よりも綿密にチェックを行いミスをしないようにしたり、全周囲映像のための全てのパーツを精密に製作するなど、初めての全周囲映像を作成するプレッシャーは大変大きいものでした。しかし、そういった初挑戦の苦労があったからこそ、来場者に好評であったこと、そしてクライアントからも大きな評価を頂けたことは大きな自信となりました。
デジタルデザイン部 CG映像 倉田裕史