VOICE

2020年掲載

ニュースグラフィックスデザイナー

デザイン

2018年入社

大好きなことを仕事にしたい

なぜNHKアートに入社したか、それは「NHKが好きだった」からです。
小さい時から、家ではずっとテレビでNHKがついていました。とにかくテレビといえば、NHKでした。
高校時代に大河ドラマ『平清盛』(2012年放送)を見て、テレビ美術の仕事に興味を持ったのが、テレビ美術の仕事をしてみたいと考えたきっかけだったと思います。
幼稚園の時から絵を描くのが大好きでしたから、将来は得意なことを生かした仕事がしたいと思い美術大学に進学し、卒業後、NHKアートに入社しました。

どんなデザインにしたら、そのニュースが分かりやすいかを考える

今、私はNHKアートの報道部に所属しています。主な仕事は毎日のニュースのグラフィックデザインです。毎日のニュースには、テロップやイラスト、コラージュ画像や解説CG、バーチャルセットなど、たくさんのグラフィックが登場します。 私たちは、ニュースディレクターの「このニュースにはこんなビジュアルが欲しい」という相談を受けて、「どんなデザインだったらそのニュースが分かりやすいか、伝わりやすいか」を提案し、制作しています。
ニュースのグラフィックというと、「まじめそう」といったイメージがあるかもしれませんが、放送する時間や曜日によって異なる視聴者層に合わせ、番組のふんいきもさまざまです。
私が担当した仕事のひとつに、『首都圏ネットワーク』(月曜~金曜 午後6時10分から放送)の中の「ニュースで満点!」というコーナーに登場する「みっちゃん」という女の子のキャラクターデザインがありました。「ニュースで満点!」は、イラストをたくさん使って時事問題を子どもでも分かるように解説するコーナーです。そこで視聴者と一緒に時事問題を勉強していくキャラクターがみっちゃんでした。 このみっちゃんのキャラクターデザイン提案が採用され、みっちゃんの部屋となるバーチャルセットを制作したり衣裳を考えたり、毎週の時事問題に合わせて解説のノルマルデザインも担当しました。絵を描くのが大好きな私にとって、大好きが生かせるとても楽しい仕事でした。

※『首都圏ネットワーク』内「ニュースで満点!」の放送は2019年に終了しました。

皆さんの役に立つことができる仕事

入社するまでは見ているだけだったものを、入社してからは作る側になり作ったものを全国の視聴者が目にしてくれるということがとても衝撃でした。そしてとても緊張しました。 でも今はそれがやりがいです。
ニュースを分かりやすく伝え、視聴者皆さんの役に立つことができる仕事。
これからも、いろんな人とコミュニケーションをとって、いろんなものを見て、伝えることができるデザインの仕事をしていきたいと思います。